子供が始めるとはいえ、初めて空手に触れることは、なにかと不安があると思います。しかし、空手に興味を持っていただいているので当館のホームページをご覧いただいているのだと思います。まずは、見学してみてください。体験してみてください。全国の空手愛好者数は200万人以上と言われ(出典:公益財団法人全日本空手道連盟)、各流派の空手教室・道場が全国各地に存在します。見学体験してみて、自分に合わなければ他の道場を検討することも良いと思います。道場にはそれぞれ特徴や雰囲気があり、自分に合った方が興味は持続し長く続けられると考えます。

稽古予定表をご確認いただき、直接稽古会場にお越しいただいても大丈夫です。入口でこっそり見て、気に入らなかったら、中に入らなくても大丈夫です。まずは、行ってみる、見てみる、お話してみる、体験してみる、その勇気が大切なのだと思います。入会当初は保護者の近くから離れられない子でも、数回通ううちに元気に挨拶や走り回っている姿をみると子供の順応性の高さに感心します。

当館は他の空手道場が掲げるような礼儀作法が身につくことを目的とした稽古はしていません。なぜなら、空手を始めとする武道を習うことだけによって礼儀作法が身につくとは考えていないからです。これは他の習い事でも同じことですが、礼儀作法は環境から学ぶものと考えています。適切な環境に身を置くことで、自ら気づき、学んでいくことが大切だと考えています。当館には最小限のルールがあるだけですが、適切な環境であることを自負しております。しかし、そのことに気づくことには個人差があり、時間がかかる場合もあります。この場合は、どうしたらよいかを是非一緒に考えてさせていただき、子供たちの成長を手助けしていきたいと考えています。

最後になりますが、保護者のみなさまも一緒に空手を始めてみませんか?親子で仲良く白帯からスタートです。「黒帯を目指す」といった明確な目標を共有できることは非常に良いことだと考えています。事実、当館でも親子で始めて指導員になっている方が多数在籍しております。お年を召されてからの習い事は恥ずかしい気持ちがあるかもしれません。日頃の運動不足やストレス解消にもお役に立つと思います。